糖尿病とインクレチン関連薬

糖尿病

 

糖尿病と最新治療法

忙しい上に、過食や、運動不足、栄養バランスの乱れ、食事の不規則や、精神的ストレス、睡眠不足など、働き盛りの方は、生活習慣が乱れがちです。そして、忙しさのあまり、糖尿病と診断されも、すぐに治療を受けないケースが多いですね。

 

治療を受けなければ、病気が進行して合併症になります。40歳で糖尿病を発症した人は、そのまま治療を受けずに放置しておけば、四十五歳ごろになってしまった場合、手足の先などに神経障害が出ます。五十歳ごろになれば、網膜の血管に障害が起きて視力が低くなってしまいます。

 

60歳ごろになれば、腎機能が低下するのです。糖尿病の合併症が怖いところは、進行していても本人は気がつかないケースもあるということです。糖尿病の家族がいるかた、生活習慣が悪くなっている方は、自己血糖測定器を使って、食後の血糖値を測る習慣をつけてみましょう。

 

以上のように、どの世代であっても、糖尿病になる可能性がありますので、検診は必ず受けるようにして、発見したらすぐに適切な治療を受けることが重要となってきます。

 

近年、糖尿病の診断基準が改定されてきて、軽症の糖尿病だとしても、検査で見逃すことが減りました。軽症であったとしても、最初の段階で発見できるようになりきましたので、すぐに治療を開始すれば、症状も重症化しないように防ぐ事ができます。

 

それから、糖尿病の新しい治療法として、インクレチン関連薬といった、新薬が登場しているのです。ですから、早期発見し、早期の段階で、薬により治療もスタートできれば、糖尿病の症状が発症してしまう前の状態まで、回復することも可能になってきました。

 

 

医学が日夜、進歩していて、新しい治療法が出てくることは、糖尿病患者に取って、また糖尿病予備軍にとって、たいへん明るいニュースだと思います。改定された糖尿病の判断基準において、チェックされるのは血糖値だけではありません。

 

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)と呼ばれている、過去1ヶ月から2ヶ月間の平均血糖が分かる値が現在では、使われるようになっています。

 

糖尿病の診断には、どのようなことが現在のチェック項目になっているのかと言いますと、お腹が減っている時や、ブドウ糖負荷後の2時間、また、随時、これらの血糖値(血液の中のグルコース、ブドウ糖の濃度の値ですね)のどちらかが、基準値を超えていること。

 

それから、HbA1cが6.1パーセント以上である事です。このような方は糖尿病と診断されているようです。

 

また、これまで行われていた糖尿病の治療は、みなさんもご存知のように、食事療法と運動運動療法が基本でした。それで不十分だと考えられる場合、薬が使われていました。さらに、症状が悪化すれば、インスリン製剤を使っていました。

 

とはいえ、最新の糖尿病治療法では、早い段階からインクレチン関連薬も使って、薬での治療を積極的に取り入れています。必要に応じて、糖尿病を発症した直後からでも、すぐにインスリン製剤も利用してみる治療がスタートしているのです。

 

これにより、血糖値をよい状態にキープし、インスリンを分泌している、すい臓の機能が良い状態に保たれ、標準的な血糖値を維持することが可能になります。もし、症状が出る前に発見出来る為、体に不自由が起こらないまま、治療によって回復できるとしたら、それはとても素晴らしいことだと思います。