ワキガ手術の負担金額は?

わきが

 

保険適用させると、その分多くの人数のワキガ手術をこなさなければ割にあわないそうです

ワキガの治療には、2種類あり自費治療と保険適応治療とがあります。ワキガの治療費にかかる費用総額は保険が使えるのと使えないのとによって大きく自己負担金額が変わってきます。例えばワキガの手術治療を切開剪除法でした場合、保険が適用できれば自己負担金額は3万円から5万円程度で手術を行うことができます。それに対して保険の適応ができないとなると費用は25万円から30万円とかなり高額負担を強いられることになってきます。

 

自己負担金額を少しでも安くしてワキガの治療を行いたいと言う人は、保険の適用があるかどうかを事前にきちんと確認しておくことが大切となります。病院選びには十分な時間をかけてじっくりと探すようにしてください。

 

ワキガの手術治療に関してはもともと厚生労働省によって保険の適用となることが正式に認められています。保険審査上の項目は腋臭症手術となります。それなのに、保険の適用外としている病院が多いのはなぜか?これは病院の経営問題に関係しているためです。手術にかかる時間や手間と、費用の割合を考えた場合、保険適用にしてしまうと収益を出すのが難しいというのが現状の理由のようです。

 

保険適用させると、その分多くの人数のワキガ手術をこなさなければ、割にあわないそうです。そのため1人の医師が1日にいくつも手術をこなすことになり、手術自体も雑になってしまう危険性があります。経営面の点と手術の質を維持する点から保険を適用しない病院が多いのです。総合病院などの大きい病院では、経営面についてあまり考える必要がないため保険を適用しているところが多いそうです。

こどものワキガ

ワキガは大人だけのものではありません。こどもにもワキガはあります。ワキガの臭いの元であるアポクリン汗腺が活発に活動を始めるのは思春期ごろからです。そのため赤ちゃんや小さいこどもにワキガ症状がでることはほとんどありません。思春期以降アポクリン汗腺の活動が始まって、ワキガが目立ち始めます。思春期はファッションに興味をもち、異性の目も気になる難しい時期です。そのためワキガに正しい知識を持つことと適切な対策をとることが必要となってきます。

 

しかし近年、子供の成長が早熟傾向にあります。それに伴いワキガの症状がでるのも低年齢化しています。ワキガの治療方法として小学生や中学生に手術治療をおすすめすることはできません。小学生や中学生ではまだわき毛も十分に生えきっていません。この段階ではアポクリン汗腺もまだ成長中なのでさらに範囲が拡大していく可能性もあります。ですから例えワキガ手術を行って治療が完了した時点でワキガ症状が治まっていても、子供が成長するに従ってまたワキガの臭いがでてくる可能性があるということです。

 

わき毛が一通り生えそろって、子供の成長が落ち着いた段階で手術治療するほうが賢明な選択です。それに手術をするには当然痛みを伴いますし、不自由にもなります。小さなこどもではそれを理解して納得することは難しいと思います。一般的な目安年齢は女性で14歳から15歳以降、男性で16歳から17歳以降となります。その時期がくるまでは、市販の制汗デオドラント剤を使用するなどして、ワキガケアをしていくことで改善できると思います。

皮下組織掻爬法

「皮下組織掻爬法」でも特殊な器具を使ってワキガの手術治療を行います。キューレットというスプーンに似ている器具を使います。アポクリン汗腺やエクリン汗腺などをこの器具で掻きだしていく治療法です。

 

皮下組織掻爬法の方法は、まずわきの下を数センチ切開します。キューレットという器具をそこから挿入します。皮膚の裏側をこすってアポクリン汗腺などを掻きだしていきます。そして合して終了です。わきの下のしわに沿って小さく切開するだけなので、手術後のダメージが少なくて済みます。体の回復も早くて手術痕も小さくて目立ちにくことなどがメリットと言えます。

 

皮下組織掻爬法のデメリットとしては、皮下組織を傷つけてしまう可能性があることです。キューレットを扱うにはかなりの技術が必要で熟練した医師の腕を必要とします。小さな穴から手探りで掻きだしていくには気をつけなければ周辺の組織を傷つけてあちこちひっかいてしまいます。手術後の回復時間が遅いこともデメリットとして挙げられます。皮下組織などを傷つけないようにと恐れたあまりにアポクリン汗腺などをしっかりと取りきれないこともあります。するとワキガ治療の十分な効果が得られないことになります。

 

皮下組織掻爬法は多少ワキガの症状が残ったとしても手軽に治療を行いたい人や手術痕を残したくない人が選ぶには良い方法だと思います。しかし確実にワキガを治したい場合には他の治療法を選んだほうがいいと思います。